ドイツのティアハイム訪問〜ベルリン〜
- 2014.06.14 Saturday
- 22:20
JUGEMテーマ:しつけ
今月ドイツ最大規模の動物保護収容施設ティアハイム・ベルリンを中心に視察に行ってきました。
敷地はかなり広く総面積18万5000平方メートル、、東京ドーム3個はすっぽり入るほどの広さです。
敷地内にはゆったりとした受付がありスタッフの方が来訪者など対応忙しそうでした。
受付ホールにあるこの箱にはドッグフードやキャットフードなどがたくさん入れられます。
物資の協力という形でサポートしている市民の方も本当にたくさんいるとのことでした。この規模を維持するにはとても大変なことなのですが、こうした多くの市民の寄付やサポートで運営されていることはとても素晴らしいことだなと実感しました。
たくさんのボランティアの方々がティアハイムでわんちゃんのお散歩などケアしています。
その人の知識、経験の度合いによりできることも区別されているので安全にお世話ができているとのことでした。
犬舎はゆったりとした造りで室内から外の運動場に移動できるようになっています。
ドイツでは犬は狭いスペースで飼育することは禁じられています。大きさによって必要な面積が決められているのです。
犬のニーズを満たすことができないのであれば、安易に飼育するべきではないという考え方が根底にあるのです。
もちろん長時間の留守番は違反となります。
日本でも長時間のお留守番はストレスから吠えやいたずらなどの困った行動に発展することが多いので、運動量を増やしたりようちえんなどをうまく活用するなど、発散させてあげニーズを満たしてあげる努力は必要だと思います。
ベルリンのティアハイムでは、診療所が併設されており現在獣医師8名、実習生を含む動物看護師が12名が働いていました。
その他問題行動や理学療法のリハビリスペースも併設されており、専門スタッフによるサポートがしっかり整っています。
治療中の猫たちはおひさまがふりそそぐ中庭に面した環境で過ごしています。
現在犬、猫、小動物、鳥、爬虫類、山羊等々すべて含めこの施設には1400頭もの動物たちが収容されているとのことでした。それにしてもすごい数です。。そのうち犬猫を中心に7000頭は年間新しい家族が見つかり出ていくそうです。
様々な背景を持つ犬達のお世話をするということは、それなりの知識がなければ安易にできるものではないとの考えの元役割分担などができているように思いました。ただ収容されているだけで動物達の福祉が守られなければ意味もないのかもしれません。。
猫がやはり一番多く、約400頭いるとのこと・・・
それでも猫たちが保護されているスペースはかなりゆったりとしていて、キャットタワーや隠れる場所があったり、外のスペースにも出入りできる工夫がなされていたり、しっかり運動できる配慮ができています。
今回2度目の訪問なのですが、2年前に訪れた時よりタオルなどで目隠しをしてあげて人の目からも逃げられる工夫がなされていました。日々いろいろな改善をされている印象でした。
金網ごしに外の空気を吸い、おひさまを浴びて日向ぼっこしています。
ドイツでは日本のような店頭販売のペットショップはほとんどないのでこういったティアハイムから犬、猫を引き取るケースが多いのですが、それにしても猫の数の多さは各国共通の課題なようです。
同じようにとはいかないまでも、日本もこうした取り組みの歴史が長い(ベルリンティアハイム100年)ドイツから学べることはたくさんあると思います。
ドイツでは今後州によって違いますが、犬を飼育する際飼い主免許の取得がすすめられているそうです。
現在犬税の導入もあり1頭につき160ユーロ(22400円)が課せられています。こうしたことが犬を飼育するという責任感をも育てているようにも思いました。
とはいっても、犬税・・・大変です。
スタッフの方に今後の課題は?という質問に対して
「人の教育」という答えでした。
飼い方指導。手放さなくてもいいように。。
この引取りが終わらない現状を変えていくことが課題ですと。。。
現在日本でも抱えている問題です。。
ここ青森でも全く同じことがいえると思います。
犬を動物を飼う側の心構え、安易に保健所に出さないようにするための意識改善。
様々なサポート体制。本当に課題は山積みですが、1歩1歩できることからコツコツと!
こうした体験を通してさらに良い方向に進むように努力したいと思います。
また他のレポートもUPしていきたいと思います〜
今月ドイツ最大規模の動物保護収容施設ティアハイム・ベルリンを中心に視察に行ってきました。
敷地はかなり広く総面積18万5000平方メートル、、東京ドーム3個はすっぽり入るほどの広さです。
敷地内にはゆったりとした受付がありスタッフの方が来訪者など対応忙しそうでした。
受付ホールにあるこの箱にはドッグフードやキャットフードなどがたくさん入れられます。
物資の協力という形でサポートしている市民の方も本当にたくさんいるとのことでした。この規模を維持するにはとても大変なことなのですが、こうした多くの市民の寄付やサポートで運営されていることはとても素晴らしいことだなと実感しました。
たくさんのボランティアの方々がティアハイムでわんちゃんのお散歩などケアしています。
その人の知識、経験の度合いによりできることも区別されているので安全にお世話ができているとのことでした。
犬舎はゆったりとした造りで室内から外の運動場に移動できるようになっています。
ドイツでは犬は狭いスペースで飼育することは禁じられています。大きさによって必要な面積が決められているのです。
犬のニーズを満たすことができないのであれば、安易に飼育するべきではないという考え方が根底にあるのです。
もちろん長時間の留守番は違反となります。
日本でも長時間のお留守番はストレスから吠えやいたずらなどの困った行動に発展することが多いので、運動量を増やしたりようちえんなどをうまく活用するなど、発散させてあげニーズを満たしてあげる努力は必要だと思います。
ベルリンのティアハイムでは、診療所が併設されており現在獣医師8名、実習生を含む動物看護師が12名が働いていました。
その他問題行動や理学療法のリハビリスペースも併設されており、専門スタッフによるサポートがしっかり整っています。
治療中の猫たちはおひさまがふりそそぐ中庭に面した環境で過ごしています。
現在犬、猫、小動物、鳥、爬虫類、山羊等々すべて含めこの施設には1400頭もの動物たちが収容されているとのことでした。それにしてもすごい数です。。そのうち犬猫を中心に7000頭は年間新しい家族が見つかり出ていくそうです。
様々な背景を持つ犬達のお世話をするということは、それなりの知識がなければ安易にできるものではないとの考えの元役割分担などができているように思いました。ただ収容されているだけで動物達の福祉が守られなければ意味もないのかもしれません。。
猫がやはり一番多く、約400頭いるとのこと・・・
それでも猫たちが保護されているスペースはかなりゆったりとしていて、キャットタワーや隠れる場所があったり、外のスペースにも出入りできる工夫がなされていたり、しっかり運動できる配慮ができています。
今回2度目の訪問なのですが、2年前に訪れた時よりタオルなどで目隠しをしてあげて人の目からも逃げられる工夫がなされていました。日々いろいろな改善をされている印象でした。
金網ごしに外の空気を吸い、おひさまを浴びて日向ぼっこしています。
ドイツでは日本のような店頭販売のペットショップはほとんどないのでこういったティアハイムから犬、猫を引き取るケースが多いのですが、それにしても猫の数の多さは各国共通の課題なようです。
同じようにとはいかないまでも、日本もこうした取り組みの歴史が長い(ベルリンティアハイム100年)ドイツから学べることはたくさんあると思います。
ドイツでは今後州によって違いますが、犬を飼育する際飼い主免許の取得がすすめられているそうです。
現在犬税の導入もあり1頭につき160ユーロ(22400円)が課せられています。こうしたことが犬を飼育するという責任感をも育てているようにも思いました。
とはいっても、犬税・・・大変です。
スタッフの方に今後の課題は?という質問に対して
「人の教育」という答えでした。
飼い方指導。手放さなくてもいいように。。
この引取りが終わらない現状を変えていくことが課題ですと。。。
現在日本でも抱えている問題です。。
ここ青森でも全く同じことがいえると思います。
犬を動物を飼う側の心構え、安易に保健所に出さないようにするための意識改善。
様々なサポート体制。本当に課題は山積みですが、1歩1歩できることからコツコツと!
こうした体験を通してさらに良い方向に進むように努力したいと思います。
また他のレポートもUPしていきたいと思います〜