〜被災動物達が伝える言葉〜

優良家庭犬普及協会の主催で関東では定期的に様々なセミナーが開催されています。
先日ローレン・マッコール先生が来日し「被災動物が伝える言葉」と題して特別講義が行われました。
震災後私たちも様々な場所で被災した動物達、飼い主さん達と出会い感じるものがありました。
アメリカを襲った台風「カトリーナ」で被災した動物達のケアの経験も含めた内容でとても興味深い内容だったので皆さんにも少しだけご報告させていただきたいと思います。


Lauren McCall (ローレン・マッコール)

 ローレン・マッコール先生は、アニマル・コミュニケーションとTタッチを通じて生涯にわたる動物への愛情を捧げています。彼女は、Tタッチのインストラクターであり、テリントンTタッチ本部の上級役員としても活躍してきました。日本では、プラクティショナー・トレーニングとラビット・アソシエイト認定プログラムの指導にあたっています。北米、ヨーロッパ、南アフリカ、アジアでTタッチとアニマル・コミュニケーションを教え、また家庭でアニマル・コミュニケーションを学べるCD-ROM “Making the Connection”を制作しました。現在は、オレゴン州ポートランドに、パートナーと猫1匹、犬2頭、社交的なうさぎ一羽、モルモット2匹と一緒に暮らしています。


今回の通訳は山崎恵子先生がいらしていました。
山恵子先生は、デルタ協会インストラクターで、日本のアニマルセラピーコーディネーターの第一人者であり、介助犬や聴導犬の普及にも大きく関わり、日本だけでなく、海外でも活躍されています。



DSC02461.jpg 


人と同様に動物達も災害を受けストレスを感じています。
そもそも種が違うので全て人と同じように考えることは危険なのですが、
受けるストレスや抱える不安は同じです。

そして人もそうですが1つの災害を経験した子達の状況や環境はみんなそれぞれ違いますし、
そもそもの性格や性質によっても様々になります。

そんな中で震災によるストレスは大きく3つの段階に分かれます。
1)災害そのものによるストレス
2)災害後の生活の変化や家族を失った体験などによるストレス
3)新しい生活環境に慣れるまでのストレス
 (これは新しい飼い主に譲渡された場合でも起こる)
これらは人間とほとんど変わらないストレスの受け方になるかと思います。

災害そのものによるストレスで動物もPDSDを引き起こすこともあります。
トラウマを抱えてしまうことは人と同じようにあるのです。
また、「人と動物」という幅広いくくりだけで考えられないのは「犬と猫」でも違いがあったり、
「愛玩動物と家畜動物」など様々に違いはあります。

災害によってストレスを抱えた動物達のケアもまた、
それぞれ対応を変化させてあげられれば良いのですが。。。
なかなかそこまで手が回らないのも現状なのでしょう。


DSC02460.jpg


人と動物が受けるストレスにはそれほど違いなないように思えますが、
大きく事なるのは人は情報を収集したり状況を把握しやすいのに比べ
動物達はわけのわからぬまま生活や環境がガラリと変わってしまうということです。

「これからどうなるのかわからない。。。」
そんな不確実なことからくるストレスは耐えがたいものかもしれません。

とはいえ動物は本来持ち合わせている適応力でそれまでとは違う生活にも順応してくれます。
その適応力もまた、人とは違う動物達の持っている強さなのでしょう。

「お家がなくなって家族と離ればなれで暮らしている子」
「家族自体失いひとりぼっちで新しいお家を探さなければいけない子」
「家族といっしょにいれてもそれまでとは違う場所で違う暮らしをおくらなければいけない子」。。。


アメリカを襲った「カトリーヌ」で被災動物となった子たち。
シェルターに保護された犬猫達のうち、もとの家族に再会できて一緒に生活できるよう戻れたのは全体の12%〜15%だそうです。

今回の震災と同じようにはもちろん考えられませんが、ローレン先生のお話の中にとても共感できる部分がありました。

被災地の住民に避難を呼び掛けた際に、その頃のアメリカでも州によっては動物を受け入れてもらえない現状があったそうです。
そんな中、「ペットを連れていけないのなら避難しない!」とのこった方がいました。
しかし最終的には逃げ遅れた人たちがいると政府はヘリを出して救助しなくてはいけません。
もちろんペットも一緒に。。。
結果的にペットを受け入れる避難所を用意して一緒に避難してもらったほうが、後々ヘリを出したり大がかりな救助をするよりも経費がかからない。。。
まだまだ社会の中で動物の位置は低く、動物愛護のための法律をつくることすら難しい現状ですが皮肉なことかもしれませんが人命にかかわることに関連すると社会も動かざるをえないようです。


DSC00220.jpg


動物や動物と暮らす飼い主さんをサポートしていく体制は必要です。
同じようなことが起こった時の為に私たちが今備えておけることはなんでしょうか?
個人単位、家庭単位、地域単位でもそれぞれ変わってくるかと思います。

青森は特にそういった動物に対する情報や知識なども含めまだまだ発展途上ですが、
この震災での経験を何一つ無駄にせず、教訓にしていくことが必用なのだと思います。



改めて考えてみませんか?
感情や命ある動物達のために、
私たちが備えておけることはなにか。。。







| doggarden | 東日本大震災・・ | 17:54 | comments(2) | trackbacks(0) | -
「被災動物が伝える言葉」。
「言葉」という部分を”メッセージ”と置き換えても良いかもしれませんね。。言語では何というのでしょう。。

そうですねぇ。
私なりに考え、既存のボーダー・コリーに里親を捜す団体のBCRN(Border Collie Rescue Network)http://www.newbcrn.jp/web/index.shtml
等の活動を参考に、

災動物を支援する会を発足して、一時預かり、事務処理、里親受け入れ、レスキューそのもの、シャンプーやしつけといった分野でボランティアしてくれるサポーターを、青森でも築くというのは如何でしょうか。落ち着いてきたところで支援金のみを募う会員を募集したり、支援グッズを作成して販売、売り上げを会のために使う、という方法があり得るとおもいます。。。

言うは易し、行うは難し、、ですが。。。

私自身6ボーがいて毎日てんてこまいですが、いつかはBCRNでサポーターや一時預かりを行いたいと考えています。。

いつか、は、、、、、未定ですが。。。。
| ハルシゲ | 2011/06/16 8:36 PM |
ハルシゲさん

いつもコメントありがとうございます!!!

悲しい出来事があった時それらを受け止め学んでいくことで、確実に前に進んでいけるのかなぁと思います。

私たちもこの青森が人も動物たちにとっても住みやすい、いつも幸せを感じられる生活を送れるように活動していきたいと考えています。

いろいろ被災地でお手伝いに行くたび見習うべき点や改善できそうな点を探しています。すべてのことが勉強になりますね。

実際、時間の経過とともに動物たちの状態やストレス度合いも変化してきているので、それらもふまえて考えていかなければと感じています。

ハルシゲさんもたくさんのわんこと過ごしながら、目標をもっていること素敵だと思います。
出来ることからやろう!ですね(^o^)丿
| doggarden chi | 2011/06/17 2:48 PM |









http://dog-garden.jugem.jp/trackback/2767